・明治29年に起源のあるキリスト教精神により設立された歴史と伝統のある児童養護施設である。附帯事業として、認可保育園やフォスタリング事業を世田谷区より委託されて運営している。
・子どもの居住体制 児童定員:55人(男女混合・年齢縦割り構成)
・子どもたちの生活は、本体施設の小舎制コテージ方式によるホームと分園のグループホームとで構成されている。
・日課は原則として定めているが、弾力的な運用により施設色を感じさせない配慮を行っており少人数の子どもたちの生活単位による家庭的養護を実践している 。
・見学の説明の中で、上階のホールや会議室を開放し地域コミュニティに寄与していたり、幼稚園と保育園が敷地内にあることで庭や広場を有機的な繋がりの場として活用されていた。
養育里親の事をホットファミリーと呼んでいる。注目されるのは、法的な立て付けとして委託解除された里子に対して里親はプライバシーを取り扱うことになるためアフターケアができないが、都の事業として里親によるアフターケアを行っている点である。
活動の拠点として施設だけでなく区の児相にも2室部屋が確保されており(全3か所、8人でローテーション)し、児相とも連携しながら独自の取り組みを展開している。
次年度の里親支援センターの設立に向け、これまでに培ってきたノウハウを基に里親子に寄り添い区児相は元より区内の児童養護施設等とも連携しながらチーム支援を展開する。